人生のかわし方

【アイダホ州、近所のCBD販売店に行ってみた】アメリカ食品医薬品局のニュースを読んで思ったCBDの今

本記事はCBDの使用や販売を促すものではありません。

FDA(アメリカ食品医薬品局)が警告をした

今朝こんなニュースを読みました。
「カンナビジオール(CBD)を含む製品を違法販売していたとして15社に対してアメリカ食品医薬品局が警告」 (R)

アメリカではCBDはかなり身近な存在です。
僕の住むアイダホ州でカナビスは違法ですが、CBDは合法です。
近所のヴェイプ屋さんでも普通に売られています。
隣のワシントン州ではカナビスも合法です。
車で10分ほど走るとハイウェイ沿いに販売店があります。

「なんだアメリカの話なら関係ない」
そう思うかもしれません。
しかし日本のアマゾンや楽天市場でもCBD製品は簡単に手に入ります。

FDAの見解

FDAの今の研究結果をざっくりまとめるとこんな感じです。(R)

・一部のてんかん患者に対しては、処方薬としてCBDを認可
・食品に添加、及び、ダイエットサプリとして販売するのは違法
・CBDの摂取に関して考慮すべきリスクがある
・CBDは未認可の医薬品と共に販売されており品質も不透明
FDAは今後も調査を継続する

要するに、まだ正確な情報が分からないから使わないでねということですね。

一部の重度なてんかんに認可しているのは、おそらくCBDの副作用より効果が大きいからでしょう。

FDAはなぜ警告したのか(僕の考え)

これは僕の個人的な印象と感想です。

カナビスやCBDの娯楽的な使用の流行や、行き過ぎた広告に少しブレーキをかける意味合いがあったのだと思います。

カナビス産業は新しい産業でマーケットはどんどん大きくなっています。
インフルエンサーや過剰な広告で販売を伸ばすことは簡単です。

例えば、あなたがフォローしているインスタグラマーが、サプリメントとしてCBD製品を紹介したらどう思いますか?

おそらくあなたは興味を持つと思います。
そしてクリック一つで自宅まで届きます。
もしCBDが健康に害を及ぼすモノだったら?

これってリスクだとは思いませんか?

売店に行ってみた

近所にある販売店に実際に行ってみました。
お店はジムの帰り道にあってなんとなく気になってましたが入るのははじめてです。

「Hi how are ya doin' bro?(調子はどうだい?)」
入店すると店員さんが迎えてくれました。

180センチくらいでリラックスした感じの店員さんでした。
口髭をたくわえていて、両腕にはびっしりとタトゥーが入っています。

「CBDってどんな感じなの?」
軽くあいさつをした後、僕は質問しました。

「筋肉痛にも効くし、不安感とかストレスにもいいよ。あとはてんかんの患者も使ってるね。HTCは入っていないから陶酔感はないけどね」

僕がショーケースを見ながら、色んな商品があるんだねと言いました。
店員さんはケースからグミやオイルを出して見せてくれました。

CBDグミ1(だいたい50ドル)

CBDグミ2(だいたい50ドル)

「グミもいいけど、オイルの方が効果が高いよ。ヴェイパーで吸ってもいいし、スポイトで舌の上に垂らしてもいいよ。」

CBDオイル(だいたい60ドル)

「効果はだいたい半日くらい持つよ。俺は朝に一回摂取しているよ。調子はかなりいいよ」
店員さんはまったりした口調でどんどん情報を追加してくる。

「使用中も運転とかして大丈夫なの?作業に集中とかできる?」
気になって僕は質問した。

「HTCは入ってないし問題ないよ。ちょっとリラックスしたり不安感を抑えられる感じだよ」
店員さんは口元に指を当てて何かを思い出すかのように言った。

「なるほど、いろいろ勉強になったよ。ありがとう。」

僕は販売店を出て、カフェに行ってコーヒーを注文した。

終わりに

正直取り上げにくい話題です。
しかし気になってしまったので記事にしてみました。

不安やストレスに効く、そう聞くとすぐに手出したくなる人は大勢いるでしょう。
しかしFDAが言うようにどんなリスクが潜んでいるか分からない状態にあります。
娯楽的な使用目的で手を出さない方が賢明でしょう。

もしかしたら近い将来にコーヒーやお酒のように身近な存在になることもあり得るでしょう。
でもまだ研究途中でしっかり根拠のあるデータが得られていないのが現状です。

参考:
FDA warns 15 companies for illegally selling various products containing cannabidiol as agency details safety concerns
What You Need to Know (And What We’re Working to Find Out) About Products Containing Cannabis or Cannabis-derived Compounds, Including CBD